小学生の通学鞄であるランドセルの歴史というのは、古くは江戸時代までさかのぼります。
また、ランドセルは、背嚢というものの存在抜きには語れません。
背嚢とは、今のランドセルとは別に、リュックサックの歴史にも登場してきますが、ランドセルにとっても原点のような存在です。
背嚢というのは、近代化された幕末の軍隊制度の導入時に、西洋から輸入されてきました。
当時の兵隊たちは、背嚢に、食料や武器などのいろいろなものを詰め込んで、背嚢を背中に背負って、戦地へ赴いていました。
背嚢は背中に背負って歩くものですので、手提げよりも便利で、機能的ということで、当初は、軍隊用として使われていたようです。
明治時代になると、学習院が開校されましたが、学習院では、生徒の通学に関して、背嚢に学習用具をつめて登校するという方針をとりました。
背嚢は、生徒たちにとっても、背中に教科書を背負って歩くため、使いやすく通学も楽になったということです。
背嚢という言葉は、オランダ語でランセルと呼ばれるものであったことに端を発して、それがなまってランドセルという言葉になって、背嚢は、ランドセルと呼ばれるようになっていったそうです。
当時のランドセルは、現在のリュックサックのようなかたちをしていたようです。